ExcelのJIS関数の使い方について具体例を交えて説明します。
書式
JIS(文字列)
関数と変数の説明
指定した文字列内にある半角(1バイト)文字を全角(2バイト)文字に変換するした値を返します。
- 文字列(必須項目):変換したい文字列を指定します。
- 256文字以上の文字列はエラーとなります。指定すると#VALUE!が返ってきます。
JIS関数の逆パターンである全角文字を半角文字に変換したい場合はASC関数を利用します。
使用例
以下が使用例になります。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 対象文字列 | JIS関数の出力結果 | 計算式 |
2 | マイクロソフトマイクロソフト | マイクロソフトマイクロソフト | =JIS(A2) |
3 | ExcelExcel | ExcelExcel | =JIS(A3) |
4 | 半角スペース「 」 | 半角スペース「 」 | =JIS(A4) |
5 | 全角スペース「 」 | 全角スペース「 」 | =JIS(A5) |
6 | 1,000 | 1000 | =JIS(A6) |
7 | 文字列の「1,000」 | 文字列の「1,000」 | =JIS(A7) |
6行目の「1,000」は数値です。数値を変換すると文字列の「1000」が返ってきます。たとえ数値で表示上カンマが入っていても、表示上だけの話なので、結果は「1000」となります。
7行目の「文字列の「1,000」」は文字列として「1,000」があった場合の結果です。文字列なのでカンマは表示上だけではなく、文字列として存在するため、「,」は「,」に変換されて返ってきます。
類似関数
- ASC関数(全角英数カナ文字(2バイト)を半角英数カナ文字(1バイト)に変換する)
コメント